健康で幸せな環境は自分で作っていく
お客様のお身体をマッサージしていると、よく心の部分にふれることがあります。
もちろんお話の中で感じることもあれば、お身体の症状から内面を読み解くことも。
いつも思うのですが、実は「その身体や心の状態、自分自身が作り出しているのです」。
相手と分かり合いたいと思っているのについイラっとしてしまう、相手への理解をもっと深めようと思って話し出したのにいつの間にかケンカ… こんなお悩みありませんか。
ついつい「相手に聞く耳がない=相手側に問題がある」と思いがちですが、実はもっと身近なところに問題があったりします。
それは、自分の内側。
「自分の尊厳を傷つけられたくないという恐怖心」です。
この恐怖心こそが、相手を理解しようとする力(※傾聴力とも言います)を弱めさせてしまっているのです。
あの人の言うことはすんなり入ってくるのに、この人だとどうも反発してしまう…
それは「自分が傷つけられるかもしれない」という防御があるからです。聞こうとする思いの反面、相手によって態度は閉ざしてしまっているのです。
自分を守ろうとするあまり、自分とは異質なものは否定。自分の正しさを論破で試みようとする・・・
これではいつまで経っても、自分の正しさは相手に伝わりません。むしろ、いがみ合いやいじめ等に発展してしまいます。
いがみ合いやいじめなどを避けて、「遠ざかる」決断を余儀なくされる方もよく目にします。
だけど、これでは根本解決にはなっていないですよね?
生きている限り、ずっと同じ問題がつきまとうことになるのです。そして、自分を顧みず居心地のいい場所を探し求めるほど…、世界は縮小化していく。。。
居場所が狭くなるのです。
正直、もったいないですよね。
もしあなたが、広い世界で羽を伸ばして、健やかに、笑顔で幸せに暮らしていきたいと願うのならば、まずここに着目してほしいのです。
異質なものを受け入れられる「寛容さ」があれば、どこまでも世界は広がりつづける。
しかしその「寛容さ」の力を身に着けるためには、何が起きても絶対に揺るぎない自分自身への「信頼」が必要です。
少し複雑に聞こえますが、これはとても単純なこと。
まわりの評価は関係なく、みんな最高に素敵! ・・・ただそれだけです。
恐怖心で自分を閉ざしてしまうなんてもったいない。
私も正解!あなたも正解!そう本心から思えれば、世界はどこまでも広がっていきます。
誰とでも分かち合える。
結果だけ断片的に見ると、「それは不正解!!」と思えることもあるかもしれません。
ですが、そこには、その答えに至ったその人のこれまでの経験や背景があることも理解すると「それも正解!」と納得できることもあるのです。
結果だけを見ない。
これもポイントかもしれません。
異質な相手と、どう一緒に心地のよい環境を作り出していくか、
それにはまず「自分自身の真の力」を高めることからスタートです!
余談ですがこれは心の問題だけではなく、実は身体の健康にも言えます。自然食品が良いとか、人工化合物が悪いとか、そういう単純な話ではないのです。私たちの作り出すこの世界はもっと、複雑で微妙なバランスから成り立っています。
そのお話は、また追々書きますね^^