「梅は三毒を断つ」という言葉をご存知でしょうか。
「三毒」とは、食事の毒、水の毒、血液の毒のこと。
「梅はその日の難逃れ」ということわざもあり、優れた抗菌効果や血液の浄化作用が昔から知られていたとのこと。
梅は代表的なアルカリ性食品でもあり、肉類やジャンクフード、マイナス思考などの負の感情によって酸性に傾きがちな現代人の身体を中和してくれる働きがあります。人間の身体とは本来、アルカリ性であるべきもの。
バランスが崩すことで、体調を崩したり、ウィルスに感染しやすくなったりするのです。
そこで、梅の効果・効能について、他にもぜひご紹介したいと思ったのでまとめてみました。
【梅の効果まとめ】
①食欲増進・消化促進・虫歯予防
なといっても、梅干し特徴は強烈な酸味!!
この酸味が唾液の分泌を促し、食欲を増進させます。
そして、唾液中のアミラーゼという酵素は消化を促進。
唾液には糖によって歯が溶けるのを防いでくれる効果があり、梅干し自体にも虫歯菌をやっつける殺菌効果があります。
②食中毒予防・血液浄化
梅干しに豊富に含まれるクエン酸・塩分には強い抗菌効果があり、食べ物が傷むのを防いだり、食中毒を予防したりする効果があります。昔からよく、お弁当のご飯の真ん中に梅が入ってますよね。あれはそのためでもあります。
また、このクエン酸には、血管の中で血小板が集まるのを防ぎ、ドロドロの血液をサラサラにする効果があると言われています。
③疲労回復・骨を強化・血流を改善・生活習慣病の予防
梅に含まれるクエン酸やリンゴ酸などの有機酸には、疲労回復効果とカルシウムの吸収を助ける働きがあります。梅自体にもカルシウムが含まれ、骨粗しょう症予防としても期待ができます。
また、(ジャム、エキス、梅干し煮など)梅が加熱すると、梅に含まれる糖とクエン酸が結びつき「ムメフラール」という成分が作られます。
これが血流を改善し、動脈硬化などの生活習慣病を予防する効果があるとされています。
血流が良くなれば全身に栄養が行きわたり、全身が温まって、冷え性などの体質の改善にも期待ができます。
④抗炎症作用・老化防止
梅干しに含まれる「梅リグナン」には抗炎症作用があり、アレルギーやさまざまな疾患の元になる炎症を抑える効果があります。
また、抗酸化作用もあり、アンチエイジングや動脈硬化などの生活習慣病を予防にも期待ができます。
⑤糖尿病予防
梅に含まれる「オレアノール酸」には血糖値の上昇を抑える効果があると言われていて、糖尿病予防に期待ができます。
特に食前に摂ると効果が高いそうです。
⑥肥満予防
梅干しに含まれる「バニリン」は脂肪細胞の燃焼を促す効果のある成分が含まれています。この成分は加熱することで量が増え、冷めても量が変わらないそうです。
その他、
梅干しに含まれる「エポキシリオニレシノール」というポリフェノールの一種には、インフルエンザウィルスを抑制する効果があったりします。
健康を保つのにとても有効な食材ですので、ぜひ毎日摂っていただきたいです。
そして、もう一つ、梅干しを選ぶ際は、原産国や農薬の有無、使っているお塩などにも気をつけてください。
もうじき梅の実が成る季節ですので、自分で漬けたり干したりしても良いですね♪
関連する面白い動画を見つけましたので、よかったら参考にされてみてください。